音楽家だけでなく誰でも知っておきたいアレクサンダー・テクニークって?

演奏の前は、いつも緊張と不安でガチガチ。

気持ちに余裕がないから、上手く呼吸が出来ずに身体もこわばってしまい、負のスパイラルに陥ります。

この緊張しすぎるの、何とかならないかなぁ?

随分と以前の話ではありますが・・・そう思っていたときに、
”音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと アレクサンダー・テクニークとボディマッピング” という本に出会いました。

誠信書房 音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと バーバラ・コナブル著 ベンジャミン・コナブル本文イラスト 片桐ユズル+小野ひとみ訳



 


アレクサンダー・テクニークの入門書を更に簡単にしたような、このワークブックとの出会いが、私にとっては「アレクサンダー・テクニーク」への興味の第一歩となりました。

・・・と、ここまで読んでいただいて、
『アレクサンダー・テクニークって何なの?』
と疑問に思われる方が殆どかもしれませんね。

アレクサンダー・テクニークは、悪い習慣(緊張・くせ)に気づき、やめるすべを習得して、個人の潜在能力を引き出す学びなのだそうです。

音楽だけでなく、長時間のデスクワークや仕事のストレス(?)による不調にも悩まされることが多いので、ささやかながらもアレクサンダー・テクニークへ興味を持ったことは、身体と心に向き合うきっかけとなったと思います。

 そして、やはり不調をきっかけにアレクサンダー・テクニークに興味を持ち、学びを積み重ねた結果、とうとう昨年、アレクサンダーテクニークの教師になった友人がいます。 

熊谷志おりさんです。



先日緊急事態宣言が解除となり、遅ればせながら、やっと、彼女のレッスンを受けることが出来ました。


さて、レッスンが始まりました。

まずは、「ライダウンワーク」というものをやりました。

施術台に仰向けになります。

仰向けになると、途端に眠くなってしまうトホホな私。。。
でも、それでも良いとのこと。

リラックスして、先生に促されるまま、身体の内側と外側にスペースの広がりを感じます。
緊張や不安でぎゅっと縮こまっているところを、ほどいて行きます。

横たわっていると、窓の外からいろいろな音も聞こえてきますが、
それも、ただただ、ぼんやり感じるまま・・・
リラックスして横たわったまま、観察します。

なんとなく、マインドフルネスの瞑想と似ているようにも思いました。


そうやって、リラックスして横たわっている間、
先生は、”ぴとっ” ・・・”ぴとっ”・・・そん感じに、ごくごく絶妙に軽いタッチで身体に触れ、無駄な力の入らない自然な状態へと誘導してくれました。

うとうとしている間に「ライダウンワーク」終了。



ウチでも、こんなふうに、「ライダウンワーク」をすると良いそうです。


多分、ウチでやったら、すぐに寝落ちしてしまいそうだな。。。
でも、身体のことを観察しながら、身体に話しかけながら、やってみようと思います。



次は、「チェアワーク」というものをやってみました。



ものすご〜く、ゆっくりゆっくりと、
椅子から立ち上がったり、また椅子に座ったり。

身体、とりわけ脊椎の動きを感じながら行います。

このときも、先生が例の絶妙に軽いタッチで”ぴとっ、ぴとっ”
と、頭や首、背中の状態を確認してくれています。


ぴとっ ぴとっ・・・先生は、私の身体と手を通してお話ししているみたいな感じです。

”脊椎全体の滑らかな動き”・・・このことがとても大切なのだそうです。

頭、首、背中、背骨でつながっている胴体全体を一つづきに捉えること。

しなやかな動き




う〜ん・・・そう言われても、よくわからないなぁ〜
と思いながら、ゆっくり座ろうとしたとき、

『あ!ちょん切れた〜!』

先生に言われ、ハッとしました。


確かに!
今、、、 ”ちょん切れ”ました!

ん!?
けれど、そのことで、むしろ逆に”脊椎の動きのつながり”を意識できたかも。


慢性的に痛んでいる首や腰のあたり。
無意識に庇いながら座ろうとしたとき、ビクっ!として動きが途切れました。

けれど、そのことで、本来は滑らかに”一つづきの動きをしている脊椎”に初めて意識を向けることができたのです。

その後、注意深く、ゆっくりゆっくり、なめらかに、
”一つのつながり”に意識を向けながら、座ったり立ったりの練習をしました。

早いパッセージや、苦手なパッセージをスムーズに弾くための練習として、テンポを極端に落として、ゆっくりゆっくり何度も何度も繰り返し練習するときのようです。

先生のおっしゃる「後ろ(頭・首・背中)の一つながり」を意識しながら、ゆっくり行うと、痛みに引っかからず、スムーズに座ったり、立ったりできました。

「ライダウンワーク」、「チェアワーク」。
この二つのワークで、あっという間の45分間が過ぎました。

レッスンは、これだけです。




けれど、大事なことに気づけました。

*今まで、身体の後ろ側(背中側)に意識が向いていなかったこと。


*だから、いつも前のめり。 
 →余裕がなくて、焦ってばかりの状態はそのためか?


*自分が思っているよりも身体の中心軸は、後ろ側なのかもしれない。


*背骨は思っている以上に、しなやかなに動けるのかもしれない。



『後ろ側全部に応援してもらいましょう。』


先生のお言葉に、納得しました。



レッスンが終了し、ふと窓の外を眺めると、
昭和レトロな建物が並ぶ中野の街が広がっていました。

向かいのアパートのベランダには、洗濯物がゆらゆらと気持ち良さそうに風に吹かれています。

なんだか、私の身体にも気持ちよい風が吹いて来るのを感じました。


レッスン受講、とても清々しい体験となりました。




もし、アレクサンダー・テクニークへの興味をお持ちの方がいらっしゃれば、
先ずは、熊谷志おりさんのウェブサイトをご覧になることをおすすめします。

友人だからというだけではなく、
アレクサンダー・テクニークのことが、とてもわかりやすく書かれているからです。














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