ソルヴェイグの心を映す”みずうみ”〜みずたまさんの描く水面〜
長い放蕩の旅から故郷に戻ったペールギュント。
ペールギュントが旅に出てから、ずっと彼の帰りを待ち、すっかり白髪になってしまったソルヴェイグ。
故郷に戻ったペールギュントは、間もなく、ソルヴェイグに看取られ、彼女の歌を聴きながら永眠します。
ソルヴェイグが歌った沁み入るようなメロディー。
この「ソルヴェイグの歌」を原曲として、日本語のオリジナルの歌詞がつけられた「みずうみ」という楽曲。
”みんなのうた”で大貫妙子さんにより歌われました。
***「みずうみ」をカバーしました。***
みずうみ
(ペールギュント第2組曲「ソルヴェイグの歌」から )
グリーグ 作曲 山川啓介 編曲 乾裕樹 編作曲
◼️みずたま:絵 ◼️ピコジュール :ピアノ,ヴォーカル,動画編集
前置きが長くなりましたが・・・
今回この美しい楽曲をカバーするにあたり、大好きなクリエイターさん、みずたまさんと初めてのコラボレーションを実現できました!!
みずたまさんは、noteブログで『一日一絵』を発信されています。
私もファンの一人として、毎日楽しみに拝見しております。
やっと、こうしてご一緒できたこと。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、『一日一絵』で発表された作品の中から、
”みずうみ”、”光”、”夏”、”水面”をテーマに描かれた作品を提供していただきました。
日々の生活の愛おしい瞬間を描かれた大切な作品たち。
それを、こんな風に切り取るように編集してしまって良いのだろうか?
そんな戸惑いがありましたが、最終的に、7つの作品で、このムービーを彩っていただきました。
みずたまさんが、日々、描くことに向き合いながら生み出した色彩豊かな作品。
とりわけ”色の滲み”を見ていたら、まるでみずうみの水面を覗き込んでいるような気持ちになりました。
ペールギュントの物語に思いを馳せると、長い年月、来る日も来る日も恋人の帰りを待っていたソルヴェイグが、みずうみのほとりで水面を眺めるところにイメージが重なりました。
そして、ペールギュントの物語とも関連付けて、長い年月、来る日も来る日もをみずうみのほとりで待ち続けたソルヴェイグのことを想像してみました。
”みずうみ”の水面は”ソルヴェイグ”の心を映す水鏡のようです。
ソルヴェイグがみずうみの透き通った水面を覗き込むとき、美しい色彩が静かに滲み広がって行きます。
みずたまさんの描く、のびやかな”水面”。
きっと、ご覧になる皆さんの心にも優しく、深く、ふんわりと広がって行くのではないかと思います。
〜ムービーを彩ってくれたみずたまさんの作品〜
*はじまりのとき
*冬の池
*ペパーミントの香りのするみずたまり
*おいしいレモン酢にな〜れ
*夜の森
*音楽を聴きながら心の動きを聞く
*幸せな時と色
さて、ムービーの冒頭に使わせていただいたみずたまさんの作品のタイトルは、なんと「はじまりのとき」。
今回をはじまりとして、またコラボレーションできればと願うばかりです。
*みずたまさんのnoteブログ『一日一絵』は、こちらのサイトでご覧いただくことができます。
毎日観るのが楽しみになりますよ。
みずたまさんについて以前こちらのブログに書かせていただいた関連記事も宜しければ、どうぞ。